スピード

60年にはグレアム・ヒルの操縦するスピードウェル・スプライト・クーペがベルギーの高速道路で、175㎞/hのスピードを記録しています。


スプライトのオーナーたちは、これらのキットを使って、性能やスタイルに自分の好むような個性をもたせることができたのです。


外観の特徴といえぱ、何といっても"バッグ・アイ"(虫の目)とよばれた出目のヘッドライトだが、これを目立たぬものにしてしまうキットもあった。


出目のスプライトは61年にはマークー1に発展して、ふつうのスタイルになってしまったが、そうなるとファンは出目が恋しくなる。


中古車の情報市場では、古い"出目のスプライト"のほうが高値で取り引きされるようになった。


その特異なスタイルがかえってファンのノスタルジイをかきたてるのでしょう。


"出目のスプライト"は、58年から61年までの4年間に、49000台も生産されたのだが、現在では世界中のコレクターの間で、引っ張りダコのありさまで最も人気の高いモデルのひとつとなっています。

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